今回の「アボバニ」は、余り派手では無い‥マットな仕上げでとのご依頼主様からの希望に依りまして、劇中での夜のシーンの様に派手な色調は避けて‥白昼、闘技場で戦っているシーンの資料を基に仕上げさせて頂きました。塗装は、「アボバニ」両方とも、表面にざらついたモールドが施されていた為、ウォッシングでの奥行の表現が出来ないので‥下地を作った後、ドライブラシで全体を立ち上げRGB色の使い分けでシャドーから落とし込み、ドライブラシ、エアーブラシで光と色のグラデーションを演出効果として表現しました。最後は、パステル、パウダーで全体を馴染ませ‥足下など一部にパステルでウェザリングを施し、眼と牙は、グロスメディウムなどで艶を出し（口中、舌は、使用していません）全体のメリハリを付けて仕上げました。