この作例は、見ての通り‥額にタガネを打ち込まれた 大魔神 1作目のイメージで製作した物です。私‥個人的に、このタイプが一番好きでして‥又、当工房 初のオリジナルキットと云う事もあり、気合の入った塗装を心掛けました。鎧は、銅色をベースに艶消しの焦げ茶で汚し、随所にスス汚れや緑青の表現を施しており、劇中で暴れまわる大魔神のイメージに限りなく近い状態にしようと心掛けました。このキットを製作するに当たって‥一番の命は、怒りの表情をした顔の塗装です。まず、最初に目が行く所は顔ですから‥ここで手を抜く訳には行かないのです。ベースに黒を塗装し、上から青系の塗料でグラデーションをかけ、クリア系の塗料で深みのある色味を表現しました。眼光は、やや上目づかいで、しっかり、前方に睨みを効かせております。